方丈庭園「大雄苑」
寺院内に入るとすぐ目に入る、俵屋宗達:「風神雷神図」。但しレプリカだし平面だし。高精密複製品(BY CANON)。本物の国宝は京都国立博物館に保管されているそうな。
ちなみに、奧の大書院にて厳重にガラスケース内に保護されたこちらもレプリカ。でもこちらはきちんと屏風の体。かつて本物がここに展示されていたこともあったとか。
海北友松:「雲龍図襖」。但しレプリカ。高精密複製品(BY CANON)。本物の重文は京都国立博物館に保管されているそうな。
国宝や重文もレプリカですが、その迫力は、やはり凄い物がありました。
当初の作者の意図通りの環境で見るということが、観賞する上ではかなり重要なんでは無いかと、そう思いました。
窓好き。
窓好き2。
中庭「潮音庭」の枯山水。向かいの大書院のガラスケース入り「風神雷神図」が見えています。
「○△□乃庭」です。「○」が木「△」庭の隅の形状「□」井戸なのですが、△は解説の図を見ても、いまいちよく分かりませんでした。
○△□という3つの図形は、宇宙の根源的な形態を示し、密教の六大思想(地水火風空識)を地(□)、水(○)、火(△)で象徴したものといわれる
だ、そうな。
反対から眺めてみると、右側の隅にかすかに砂の色が若干違って、三角形の痕跡があるような。。。
向かいの部屋に掛け軸も。
一通り観賞した後、お目当ての法堂へ。
見たかったのはこちら、小泉淳さん作 天井図「双龍図」 です。壮大な画のパワーには圧倒されました。
室内は暗く、下から見上げるように眺めることになるので、寝転んだ方が見やすい位の感じでした。暗いのに、ほの白く光って見える龍は素晴らしかったです。
解説もアップしておきます。
雪降る1月に窓無し素通し暖房無しの広大な寺院で小一時間。身体の芯まで凍えたところで、寺院内の茶室にてお抹茶を頂きました。この区画だけはかなり新しく、室内の暖房がよく効いていて、天国でした。