旅行最後の夜は、神奈川県まで移動して、湯河原のイタリアン、ラ・ボッテガゴローザさんへ。
山の上の一軒家でした。
壁の店名以外、案内が一切ないので、建物の周囲を一周回っても、どこが入り口なのか分かりませんでした。
どうやら、この木戸しか入り口っぽいものがないようなのですが、本当にここでいいのかどうか、しばし悩みました。
木戸の先の階段を降りたら、ジャングルのように色々な雑草(失礼)が鬱蒼と茂っている庭でした。一難去ってまた一難。
庭がそんな状態だったので、一応、階段を降りる前に、まず右へ進むか左へ進むか決めてから、先(右)に進みました。
写真からも草木の繁り具合の一部が分かると思いますが、草木をかき分けないと先に進めませんでした😅。
ドアにはなんの表札もなく、開けるのもしばし躊躇したくらいです。が、結局、ここが入り口でした。
食事は夕闇せまる頃からのスタート。
お皿の明るさで夕闇の暮れ加減が分かりますね。
メニューのスプマンテがないと言われたので、グラスの白を。
これしか選択肢が無かったので、今夜は二杯目もこれで通しました。
地元メインの海山食材をふんだんに使ったお料理でした。
食事は美味しかったです。
最近、何やら賞も取られたとか。
でも、もう二度と行こうとは思わないので、メニュー内容などの詳細情報は書きません。
以降は愚痴というか、サービス全般に対して、思ったことになります。
あまりネガティブなことは書きたくないのですが、そこそこ高い金額を払って行く店なので、実例として、こんなケースもあったんだということで。
気になる方だけ読んで下さい。
・・・
これが駐車場で、赤いのがうちの車です。
お店には、予約時間より20分くらい早めに到着し、ここに車を駐めました。
公表されている営業開始時間は既に過ぎていたので、早めに入れるかどうか確認の電話をしたところ、外で待つように言われたので、とりあえず周囲をうろうろしましたが、入り口が見つからず。
山の上で何も無いところだったので、結局、車の中で待っていたところ、開店時間ほぼジャストに電話で開店連絡がありました。
ざっと見渡しても相変わらず入り口が分からないままなのは同じだったので、「入り口を開けました」と言われても、一見してどこが開いたのか分かりませんでした。
どうやらうちの車の横にあった木戸が入り口だったらしいのですが、我々が到着した時にはこの写真の通り、木戸はまだ閉まっていました。
おそらく開店時に木戸を開けに来たのでしょう。
我々は木戸に向かって背を向けた状態で車内に座っていたので、木戸が開いたことには全く気付きませんでした。
木戸を開いた時、何故、目の前にいる我々に一声かけてくれなかったのか。
まだ開店準備中なら、もう少しお待ち下さい、とでもなんでも構わないのに。
電話連絡があってから、入り口を探すべく再度建物の周囲を一周して戻ってきたところで、やっと木戸が開いていることに気が付きました。
もしかして木戸の先に本当の入り口があるのかも知れない。。。と、勇気を出して木戸の先へ進んでみたところ、その先の庭が凄いジャングルだったので、まだ入り口がどこだか確信が持てないまま、しばし悩みました。
階段を降りて草の中に入ったら、虫に食われるかと思うと、先の道が分かるまで進みたくない気分でいっぱいでした。
こちらは完全予約制のお店なので、その夜のお客は我々だけでした。
やっと辿り着いた入り口から店内へ入った際も、すぐに誰かが出てくるでもなく、こちらから声をかけるまで、無反応でした。
かといって、シェフの一人営業ということもなく、サービスの方は別にいらしたし、その夜のお客は我々だけなので、忙しいと言ってもたかが知れですし。
温かい歓迎とは程遠いサービスの数々に、いま思い返してみても、改めて心が冷えます。
メニューにグラスのスプマンテがあるのに、注文したら無いというのも、なんだかなーでした。ワインの品揃えには自信ありと書いてあったのに。
おそらく、我々しか客がいないので、新しく泡のボトルを開けたくないんだろうなぁと、容易に想像がつきます。もちろん確証はありませんが。そんなひねた気分になるだけの色々があったので。
代わりに頼んだグラスワインについても言いたいことがあるのですが(ちなみに味は美味しかったです)、キリがないのでこの辺で。
これから行かれる方へ、参考になれば幸いです。特に入り口問題。
味は良いと思うので、常連になって、大勢でボトルを頼めば、気にならないレベルなんだろうなーとも思いますが、初見の客に優しくなれないお店は、どんなお店でも、個人的に好きにはなれません。