王子 石鍋商店の久寿餅

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王子の甘味処 石鍋商店 さんは、王子稲荷神社の参道にあり、久寿餅とあんみつが名物です。
石鍋さんの久寿餅は、食感がしっかり目で、とても美味しいです。

東京のくずもちは、くず餅とか久寿餅と書きます。何故なら、関西の葛粉から作る葛餅とは、原料も作り方も違うからです。

江戸時代から続いてる製法だそうで、わらび粉から作るものや、小麦でんぷんを発酵させて作るものなどがあります。

石鍋さんの久寿餅は、焼麩屋さんで1年寝かした小麦でんぷんを大きな木樽に入れ、更に半年から1年ほどかけて発酵させ、何度も水に晒してアクを抜いてから作るので、お味噌やお酒と同じ、年季の入った発酵食品です。

ちょうど外で木樽の調整をしていたのでパチリ。

そして、あんみつも美味しいです。
こちらの寒天は国産の天草を使っていて、舌触りがとても滑らか。蜜も黒蜜と白蜜から選べます。

甘い物の後は塩気ですね。
寒天が美味しいので、当然ところてんも美味しいに決まっています。

冷たい物の後は温かい物ということで、甘酒も。無限ループが怖いです。

来店したのは13時頃でしたが、5卓ある席は8割がた埋まっていて、私達が店内にいた1時間余りの間にも、持ち帰り客がひっきりなしに、入れ替わり立ち代わり現れていました。
入店した時にまだ結構残っていた筈の持ち帰り用あんみつも気付いたら売り切れており、買いに来たお客さんに店員さんが「いま作ってますので〜」と声をかけていました。あまり作り置きはしないんですね。

ちなみに、メニューはこんな感じで。

江戸時代から楽しまれていた久寿餅ですが、古くからあるお店はこういう門前の参道などに多く残っています。保存料などの添加物が一切入っておらず、2日程度しか日持ちしない品が多いです。
なので、おそらく地方では、この久寿餅はなかなか食べられないのではないかと思います。

東京近郊における久寿餅の有名店としては、亀戸天神や池上本門寺、川崎大師などがあげられますので、東京近郊にお越しの際は、久寿餅を是非😊。

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