のだめカンタービレというコミックに出てきた、ミレリーゲ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリ(Millerighe alla pannna con i broccoli)というパスタ料理が好きです。
ようするに「クリーム仕立てのブロッコリーのミレリーゲ(という種類のパスタ)」なのですが、作ってみると、これがなかなか美味しくて、ブロッコリーがもりもり食べたくなると作ります。
レシピはコミックの巻末とかに載っていたかと思いますが、今でも、ググると他の方が記したメモが結構出てきます。
正式には「わかりやすいイタリア料理」に掲載されている、ラ・コメータの鮎田淳治シェフレシピです。私はこの本を持っているので忘れませんが、そこまで知っている人は今となっては少数派かなぁ。ちなみに発行は1987年。お値段なんと4000円+税。2000年頃に買ったのですが、第10版でした。高価なレシピ本が10版とは、かなり人気の本だったんだろうと思います。有楽町の三省堂に平積みされていた頃の光景が思い出されます。既に30年が経過し、大型ハードカバーは場所をとるんでしょうね。古本が激安で買えるようです。送料込みでワンコインとか、高くても2千円しないとか。プロの人気イタリアンシェフ(いまでは重鎮シェフ)が著した本で、内容はとても濃いので、買うなら今がチャンスかもしれません。ちなみに、もうひとつの呪文料理「鶏の赤ワイン煮」も載ってます。
ミレリーゲは太くて大きなマカロニという形状で、全面に細い線が入っていて、ソースが絡みやすいパスタです。日本ではディ・チェコの物が比較的手に入りやすいかと思います。
今回、ミレリーゲはなかったので、家の在り物パスタの中から、クリームソースが絡みそうなジリで代用してみました。
ということで、今日の料理は、ジリ・アラ・パンナ・コン・イ・ブロッコリ(笑)
塩とバターと生クリームをごく控え目にして、仕上げにパルミジャーノと黒胡椒をたっぷりとかけるのが好きです。
チーズを全面にまんべんなくかけないのは、そのまま食べられる部分も欲しいから。
シンプルですけど、美味しい一品です😊。
こってりソースにはさっぱりした酸味が欲しいタチなので、トマトを添えて🍅
【おまけ】のだめが餌付けされた場面をちらり。ファンの間では「千秋先輩の呪文料理」で通っています。