今年の春に出版されて以来、読もう読もうと思いつつ、ズルズルとそのままになっていた村井理子さんの「兄の終い」をやっとこ読み終わりました。タイトルがタイトルだけに、なかなか着手出来ないでいましたが、いざ読み始めたらあっという間に読了し、え、これでもうお終い?という気分になりました。
本書は、不仲で疎遠だった実の兄が自宅で突然死(脳内出血系)し、唯一の肉親である妹の自分に警察から電話がかかって来たところから物語は始まります。
本の帯に書いてあるキャッチコピー
一刻もはやく、兄を持ち運べるサイズにしてしまおう。
憎かった兄が死んだ。
残された元妻、息子、私(いもうと)
――怒り、泣き、ちょっと笑った5日間。
突然死や終活という言葉が身近に見えてきた昨今、色々なことを考えさせられた本でした。
Kindle画面が光ってしまい何が何やらなので、Amazonの書影はこちら。
ちなみに、村井さんはWordPressで「Everything hurts」というblogを書いてらして、コロナ禍における息子さん達の日常風景や兄の終いの補稿なども読めます。
村井さんはもともと翻訳者さんですが、エッセイストでもあり、WEB上でも沢山連載をお持ちです。
私は「村井さんちのぎゅうぎゅう焼き」で注目していた方でした。数年前に大病をされましたが、無事めでたく復帰され、ご主人と双子の息子さんと共に愛犬ハリーを溺愛しているという、そんな方です。
あ!このグラスは!やっぱりスタイリッシュで良いですね♪
少し重そうな内容…冷静に読了できるか?私には自信がありません。
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がんちゃんさん、超絶お勧めしますよー!
おそらくですが、お子さんの年齢的に、村井さんはがんちゃんさんと同年代の方ではないかと推測します。
兄弟うんぬんはさておきとして、
母親であるがんちゃんさんのような同年代の方が読むと、また違った視点というか味わいになるのではないかなーと、そう思います。
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