ブックカフェの後、もう一つ立ち寄ったのがこちらの松本十帖さん。

自遊人という雑誌を持っ会社が老舗の小柳旅館とその周辺を一括してリノベーションしたとのこと。

宿泊施設の他にも、温泉、レストラン、カフェ、ブックストア、パン屋、雑貨屋、発酵所などがあり、日帰りの立ち寄り客でも利用出来るということだったので、立ち寄ってみました。

エントランスから館内に入ると、宿泊用のフロントとブックカフェがありました。
ちなみに、直前に寄っていたブックカフェ『哲学と甘いもの。』も実はこちらの系列施設なんだそうです。

お茶して来たばかりだったので、カフェには入らず、横の通路から館内奥「ブックストア松本本箱」へ。

こちらも本だらけです。
松本本箱はブックストアでもありますが、ブックホテルでもあり、宿泊者は24時間、自由に本が読めるそうです。外来であっても昼から19時まで利用出来、利用料金は無料です。
内部への入り口には十足分程度のブリキの靴箱があり、それで外来からの人数をコントロールしているようでした。

本棚には実に様々な本が置いてありました。
蔵書は写真集や画集、エッセイや入門書を中心に1万2000冊ほどあるそうです。
床には絨毯が敷き詰められており、所々にクッションや椅子が置かれて、思い思いの場所で本が読めるようになっていました。

こちらの本棚の奥にもお篭りスペースがちらほら。

子供本棚のエリアには子供向けの本が沢山集まっていました。

どうやら元お風呂場部分をそのまま使っているようでした。


オトナ本棚のエリアもありました。こちらも元お風呂場をそのまま利用しているようでした。

美術書や写真集、エッセイ、学術書など、大型の本も沢山ありました。
全部で5つのエリアがあり、廊下にあったのと同じ本がこちらにもあったりして、壁に書かれた選者の目論みのもと、あちこちに散りばめられているようでした。
こちらも、読んで気に入れば購入出来るそうです。

とても静かな空間で、椅子に座って読書する人はもちろんのこと、床に座って絵本を広げている親子や、通路の階段に座って黙々と本を読み耽る人、巣篭もり席で寝転んでいる人など、思い思いの方法で様々な楽しみ方をしていました。
まさに本好きにとっての天国かと。

館内の雰囲気をご覧になれば想像出来るかと思いますが、泊まると結構お高いようです。が、外からでも自由に出入り出来る無料の図書空間なので、本好きの方なら、一度訪れてみるのも悪くないのではと思いました。
過去のblogでも書きましたが、以前住んでいた群馬県太田市の駅前にも太田市美術館図書館というユニークな図書館があります。
美術系の本が中心でしたが、展示方法とか雰囲気も似ている部分が多い気がします。
このところ急激な本離れが進んでおり、ネット書店の台頭もあって、廃業する本屋さんも多いと聞きます。電子書籍はとても便利ではありますが、やはり紙の本でしか味わえない楽しみ方や、様々な本の並ぶ本棚の良さというものも沢山あるのではないかと思います。
楽しい読書経験により、読書を楽しむ人が増えていくと良いのですが。
素敵で開放感がある空間というか。高い天井まで本があるって魅力的。
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abendさん、コメントありがとうございます😊
高い本棚の本を取るための脚立的な物も目立たないですが、随所にありました。
天井に鏡をつけて圧迫感を減らしていたのも良かったと思います(^-^)
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本屋さんというより、ここが美術館のようですね。本の展示の仕方も、ゆったりと手に取って読める空間も素晴らしい。
デジタルが便利なのはわかりますが、本は手に取りたいですね。
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CoccoCanさん、コメントありがとうございます😊
みなさん思い思いの格好というか体勢で本を読まれていたのが印象的でした。それを狙った環境作りが成功したということかと思います(^-^)
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‘松本十帖’雑誌社らしい命名ですね。ゆったりしてて、かつ無料とは余裕の経営で素晴らしいです👏一日中居たくなります(*^_^*)
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wakasahs15thさん、コメントありがとうございます😊
老舗旅館のリニューアルだけでなく、浅間温泉地域の活性化を狙って作られたということでした。
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何とも素敵な空間ですね。
内部を見て歩くだけでも楽しそうです。
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洋子さん、コメントありがとうございます😊
そうなんです。あちこち探検するだけでもかなり楽しめました(^-^)
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