コンロでピザ再び

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前回の記事では、グリルパンを使ったピザ焼きを載せました。熱々のグリルパンに火がついたまま生地を置くのは大変では?と思った方が多かったようです。

実際のところ、グリルパンに付属していたピザのレシピでは、冷たいグリルパンに生地をのせ、穴を開けて具もゆっくりのせてから、おもむろに火をつけていました。なので、前回の私のやり方の方がイレギュラーだと思って頂く方が良いのでは、とも思います。

また、ピザの為にグリルパンをわざわざ買うのは。。。と思う方もいらっしゃると思うので、グリルパンではなく普通のテフロンフライパンを使ったレシピも追記しています。

好きな方へ飛べるよう、見出しにアンカー(リンクの栞)を付けました。

■グリルパンでコンロ焼き→グリル焼き
■フライパンでコンロ焼き→グリル焼き

■冷たいグリルパンでコンロ焼き編

ということで、冷たいグリルパンからスタートした場合のバージョンものせておきます。グリルパン付属のレシピで作ったので、強力粉は国産小麦を使いました。

冷たいグリルパンに生地を広げ
フォークで穴をあけます
お好みで具をあれこれのせます
グリルパンのレシピ通りコンロの中火で3分焼き
予熱したグリルに移して3分焼きました
賞味期限切れてない分
ふっくらと焼けました
生地離れもこの通りスッキリ

今回の具は、昭和の定番から
・ベーコントマト玉ねぎピーマンのダブル
・蕗の薹じゃこ
・ゴルゴンゾーラはちみつ、
の3種類にしてみました。

仕上げにゴルゴンゾーラにハチミツを
外カリ中ふわなパンピザ系の仕上がりに

グリルパンにのっていたレシピは以下の通りです。

■グリルパン(18cm) 3枚分

  • 強力粉 …… 300g
  • ドライイースト …… 6g
  • 砂糖……小さじ1
  • 塩……小さじ1
  • オリーブオイル……小さじ1

残った生地は冷蔵庫で保存して翌日使えます。もしくは冷凍も可能です。冷凍するなら少し平たくしてラップに包みましょう。

これから使う生地と冷凍する生地

グリルパンにピザの具を並べているうちにコンロの熱が近かったせいか、勝手に発酵が進む進む

ふっくら
グリルパンを使うレシピの詳細動画はこちら
生地作りから焼き上がりまで

完成品を買って来て焼くだけのピザも魚焼きグリルで焼いた方が美味しいのではないかと思います(^-^)

■フライパンでコンロ焼き編

さて、ピザのためにわざわざグリルパンを買いたくないという方も多いかと思いますが、もちろんフライパンと魚焼きグリルでも同じように焼けます。

フライパンでやる場合には、前回の工程と同じく、あらかじめフライパンを熱しておき、火を止めてから生地を並べて具を敷き、火をつけて蓋をし、強火で2〜3分焼きます。その後、フライ返しで生地だけをグリルに移動して、予熱したグリルの強火で、やはり2〜3分焼けば完成します。

最大のポイントは、グリル掃除を回避すべく、なるべく生地から具がはみ出さないようにすることでしょうか。あと重い具や水分の多い具はなるべく避けた方が良いかと思います。

以下の動画は、かつてナポリピザ職人コンテストで世界一になった牧島シェフによる、フライパンと魚焼きグリルで焼いた、ナポリピザの解説です。

フライパンとグリルで作るナポリピザ動画

生地はカプート社のサッコロッソを使っており、家庭用に簡単にする為に変えたレシピ(グラニュー糖とオリーブオイルを使用)の説明と、手捏ね方法と発酵に関するかなり丁寧な説明をしてくれています。ピザを作る上でとても良い動画になっていると思います。

このレシピで作ったことはありませんが、捏ね方や生地の仕込み方などについては私もこの方法でやっています。唯一の気になる点は、袖をもっと捲って欲しいなぁ、というくらいでしょうか。余計なお世話かもですが(^_^;)

なお、フライパンとグリルの焼き方説明だけをみたい場合には、動画の15:34〜と18:30〜辺りをご覧ください。

家庭用コンロで焼く場合、ピザのサイズはおおよそ18〜20cm(生地量130g)とするのが良いようです。

感覚的には強火なら2分少々で中火なら3分程度は焼くべきかなーと思いますが、ご家庭それぞれのコンロによるので、2〜3分で様子見してみてください。

翌日、冷蔵庫の野菜室に入れておいた残り生地を使って、フライパンと魚焼きグリルで焼いてみました。

せっかくなので、牧島シェフの動画にあった生地伸ばしを参考に、今回は縁の耳を作成しました。土手があった方が具材が溢れないかなーとも。

今回は長四角で

フライパンにオリーブオイルを薄くひいて熱します。火を止めてから生地を置き、具材を入れます。蓋をして強火で2分少々焼き、その間にグリルを強火で予熱しておきます。

ピザをフライ返し等でグリルに移し、更に2分少々焼きます。

グリル掃除は確定事項です(ノД`)

アスパラの代わりにバジルを散らしオリーブオイルと胡椒をかけたたら、ビスマルク風ピザの完成です。

ビスマルク風ピザ
縁はふっくらもっちりで
焦げ加減も良い感じに

牧島シェフのアドバイスで、生地を伸ばす際、生地中の空気を縁に逃がすように押し出し、縁はなるべく触らないこと、というのがあり、それを実行して縁の耳を作りました。

縁に空気が集まりました
ピントがイマイチですが…
ビスマルクと言えばトロトロ卵ですね😊

強力粉は、国産のはるゆたかブレンドを使いました。フライパンと魚焼きグリルで、こんな感じに焼ける例として、参考になれば幸いです。

13件のコメント 追加

    1. KYO より:

      ☺️💕☺️

      いいね: 1人

  1. CoccoCan より:

    おぉーーーさすがKYOさん!!とても美味しそう♪
    私もそうですが、調理って、使うコンロや調理器具、材料で微調整しないといけないですよね。温度と湿度でも変わりますし。

    私は民泊でまさかの「ガスでのご飯炊き失敗」を経験しました。本当に調理器具って難しい。そして、とても面白く拝見したので、早速真似しました!! UPします☆

    いいね: 1人

    1. KYO より:

      CoccoCanさん、コメントありがとうございます😊
      調理器具は慣れるまで一苦労ありますね。転居の度にトホホです。
      我が家でも今のオーブンのクセがまだ掴めておらず、焼く度に四苦八苦しています。

      今使っている魚焼きグリルはパロマですが、今までで一番高火力ですね。普段はその高火力さにかなり手を焼いています。
      ことピザに関しては、以前のリンナイ製ビルトインコンロで焼いていたピザよりも良い焦げ目が付きました。
      昔はプロパンより都市ガスの方がパワーがあるというのが定説でしたが、今のマンションはプロパンのはずなので、コンロ差なのかは、謎です。

      高出力パワーなら電気よりガス、というイメージ、ありますね。
      ガスで炊くご飯は素早く炊けて美味しいのよと、オットの母がよく言っていました。パン焼き友達の間でも、やはりガスオーブンの人気は高いですね。

      アップ楽しみにしています(^-^)

      いいね: 1人

  2. フライパンで作ったとは思えない仕上がりですね~(*^^)v
    トロトロ卵、サイコー👍

    いいね: 1人

    1. KYO より:

      tabisurueiyoushiさん、コメントありがとうございます😊
      ピタパンやナンを作るより時短で簡単に出来ますね。生地は一度に作って残りを冷凍すれば、さらに楽出来ますし。
      本当はオットの分だったのですが、結局オットは外で食べて帰って来たので、今日の私のお昼になりました。
      さすがに飽きました〜(^◇^;)

      いいね: 1人

  3. wakasahs15th より:

    昭和の定番のピザ!美味しそう☺
    気持ち迄ゆったりなりました(*^_^*)

    いいね: 1人

    1. KYO より:

      wakasahs15thさん、コメントありがとうございます😊
      ベーコンと玉ねぎとピーマンのピザを食べると不思議と安心感がありますね〜。
      フライパンでも焼いてみたので、その記事を後半に足しました。
      良かったら覗いてみてください(^-^)

      いいね: 1人

  4. 洋子 より:

    ミックスピザ、これは見た目から
    楽しいですね♪
    蕗の薹じゃこ!和風も美味しそうです(^^)

    いいね: 1人

    1. KYO より:

      洋子さん、コメントありがとうございます😊
      具を変えると楽しいですね〜。
      昨日の残り生地を使ってお昼もピザにしました。(さすがに飽きました😅)
      フライパンで焼いてみた分を記事の最後に追加したので、良かったら、ご覧ください(^-^)

      いいね

  5. mic.mimic より:

    なんて読者に優しいブログなんでしょう。しかも前回の投稿から数日でこの”再び”を読ませて頂けるなんて。

    チェザリの動画すごくいいですね。生地の伸ばし方を丁寧に教えてくれていて、こんな動画を探していたのです!!!私以前は違う場所にいたここのお店にある石窯と(+イタリア人のピッツァ職人と)一緒に働いていたことがあるんですよね。その時は食べることにしか興味がなく(私は売り子でした)イタリア人とはサッカーの話ばかりしていて今思えばしっかり作るとこ見ておけばよかったなと。全然生地が上手くできないのでイタリア人が英語で説明している動画を見てみたのですが、生地の伸ばし方が素人では難しい伸ばし方だったり、肝心の伸ばすところでは動画が飛んでいて、え、どうやって伸ばすの?と。前回のコンロのピザの投稿のところに諦めたと先程コメントしましたが、フライパンとコンロでここまでできるなら、両方使いしてみようとまた気が変わりました。ちょうど数日中に再チャレンジしてみようと思っていたところでした。

    KYOさん天使!

    いいね: 1人

    1. KYO より:

      mic.mimicさん、コメントありがとうございます😊
      最後にフライパン焼き編を追加したので、そちらも是非(^-^)

      いいね: 1人

      1. mic.mimic より:

        追加のビスマルク風の見ました!まさに私が目指しているピザの見た目です。

        最初の記事でフライパン+オーブントースター焼きのアドバイスを頂きそれにNoと言っておきながら、チェザリの動画を見て、やっぱり2つ使いしてみるとコメントして、失礼極まりないですよね。弁解しますと、KYOさんはフチありがあまり好きでないとの事でしたが、私はあのチェザリ風のものを目ざしていたのです。でも私が見たイタリア人の動画はどれも石窯を使って焼いていて…なのでチェザリの動画を見た時よし!と思って。希望が見えたかもと思ったら嬉しくなって昨日3時過ぎまで寝られなかったんですよね(笑)

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