笹離宮を堪能した後、お宿に入って荷物を置き、お風呂でさっぱり汗を流してから、夕飯の旅に出発しました。
お宿はオットの大学のセミナーハウスに今回も素泊まりしました。夏休み終わりの平日ということもあってか、予約はすんなり取れました。大学の施設が卒業生でも使えるって有難いことですね。布団の上げ下ろしはセルフですが、破格の激安価格なので、いつも大変助かっています(^-^)
夕飯は去年に引き継ぎ、GUUUTさんへ。
以前の記事はこちらです。
GUUUTさん、Googleマップは正しい位置にあるのですが、駐車場に看板が無いので、知らないと行きつけないかもしれません😅この写真が目印になれば。

駐車場から下に降りるとお店があります。
入り口に至ってもどこから入れば良いな迷うかもなので、戸の目印も置いておきますね。階段上って左の扉、こちらが入り口です。

タイ語の เกิด(kə̀ət)を英語に置き換えると「GUUUT」になるそうです。
以前来た時と内装が少し変わっていました。
飲み物は今回もペアリングで。ペアリングは10品全部に合わせられるそうですが、杯数や量は本人の希望により加減できます。今回は載せていませんが、ノンアルのペアリングもあります。ノンアルは前回に詳しく載せたので、そちらを是非。
最初の一杯はGUUUTさんではお馴染みな、十文字ガルテンさんの泡でした。
ハザルデ 2021 ペティアンロゼは、駒ケ根市中沢産の葡萄を使い、皮ごと発酵させたシャルドネに赤ワインHazarde2021のセニエ果汁をブレンドし、瓶内二次発酵させた、オレンジピンクのペティアンロゼでした。
ネーム(แหนม)はタイの生ソーセージだそうです。豚肉と豚肉の皮を一年発酵させたものを揚げて。お皿は意外にも有田焼で、エスニックシリーズというのがあるそうな。
カオフーンとは、ミャンマーに近いタイ北部の郷土料理をベースに、豆腐と乾燥納豆などが入っており、豆腐に納豆の他、乳酸発酵食材も入っていて、発酵の塊な一皿でした。
枯草菌(こそうきん)でダイズを発酵させた食品を煎餅状に乾燥させた保存食(トゥアナオ)を使っているとか。(納豆菌は枯草菌の一種)
次は東御市にあるカーブハタノさんより、アンサンブルブラン 2020。
長野県産葡萄のうち、収穫量の少ない葡萄や若木の葡萄をブレンドしたものだそうです。ブレンドですが、シャルドネ感がしっかりしました。シャルドネの古酒も入っているとか。
カーブハタノさんについては、去年、ワイナリーに来訪した際にアップした記事があるので、良かったらそちらも是非。
隼人瓜と鱒を使ったソムタムには、糠漬けズッキーニやつるむらさきなどを添えて。
続いてはエチケットのない泡ロゼ。山梨の自然派ワインです。
Y21HR_RZは、共栄堂(きょうえいどう)室伏ワイナリーのヴァンナチュールです。ワイン醸造家小林剛士さんのワイナリーですが、共栄堂は実家が営む「よろず屋」の屋号とか。こちらアーチストとコラボしたエチケットで有名ですが、今回は敢えてエチケット無しでした。
続いては、発酵したお茶(ラペソー)を使ったトマトサラダ。お茶の苦みと香りもたっぷり。
素敵なお皿~と思ったら、何気にリモージュ(Limoges)でした😅。
次のお料理の為に出て来たのが、秋田が誇る新政酒造の 新政№6。うまー。
お酒にはお米!生肉ラープとジャスミンライスで、ユッケの馬肉バージョンとのこと。馬肉というのが長野らしいですね。上にはパクチーファラン、下には実青山椒の酢漬けが。
続いて、奈良県 油長酒造 さんの風の森から、飯米である秋津穂を80%精米歩合で超低温で一か月以上長時間発酵させるという限定酒をば。
ワインに戻って、ドメーヌ・ヒロキ (ヴィニョブル安曇野) のソーヴィニヨン・ブラン 2020。
ちなみに、こちらの赤(ルヴェ・デュ・ソレイユ 2020)が今年の日本ワインコンクールで金賞をとったそうです。やれめでたや。
アルコールはこの辺で打ち止めに。やや飲み過ぎました。。。
食べきれなかった分はお持ち帰りさせて頂きました。野菜のおまけつき。
お料理は前菜を除く全10品でした。
お宿の門限の都合で、後半、時間が足りなくなってきたこともあり、後半食べられなかった分を持ち帰らせて頂き、翌朝、美味しく頂きました。(写真には全てが載っています)
もう少し胃が大きかったらなぁ。。。とも。
私の知っているタイ料理とはまた違って、和洋折衷、食器のチョイスも盛り付けも、
使っている食材も、多種多様で素敵ですね♪
そして、お酒の種類も多種多様!!! 何気なく読んでいたら、結構な種類をお召し上がりに笑
日本酒の途中にワインとか、ワインの途中に日本酒とか、スパークリング日本酒も数年前から流行っていますし、楽しみ方が色々とありますね。
冒頭のペティアンロゼ、知りませんでした。。。
風の森、美味しそうですね。奈良のお酒はほとんど飲んだことがないです。
(そもそも奈良県に行ったことがないので、奈良に行ってみたいと思います!!!)
どれもこれも美味しそう、本当に胃が4つに進化して欲しい。。。
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CoccoCanさん、コメントありがとうございます😊
こちらのお料理はタイ料理の手法を長野地域の文化に落とし込んで供するという、ある意味特殊なタイプだと思うので、どことも違うのではないかと思います。発酵スキーな方に是非味わって頂きたいお店です。
ペティアンはやはり夏場の人気が高いですね。この前山形のタケダワイナリーで買って来たペティアンブランはGWにとっとと飲んでしまいましたが(笑)、ロゼは万能選手なので、自然派系のワイナリー では結構色々出ていると思います。
奈良のお酒も他のお酒も色々楽しんでみてください(^-^)
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待ってました~。GUUUT!!
う~ん、確かに、知らないとたどり着けなさそうです…(^-^;
行く時はこの写真を参考にします!!
それにしても、どれも美味しそう。
ソムタム、私が今までに食べたものと全然違う!
そして、トマトはインパクト大です!(゚д゚)!
最近ってコースの途中に日本酒を出すのがブームなんですかね~?
先日、白桃尽くしのランチを食べたのですが(今日アップする予定です(^^)/)途中で、奈良の日本酒を出されたんですよ。ワインレストランだったので、まさかの日本酒で驚きましたが、美味しかったです。
6月に安曇野ワイナリーへ行ったんですが、ヴィニョブル安曇野は知らなかったです。。
知ってればな~。飲んでみたかった。
確かに10品は多いですね。。。
白桃尽くしランチは6品でしたが、お腹パンパンで夕食スルーでした(^-^;
お持ち帰りできるというのはいいですね。
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tabisurueiyoushiさん、コメントありがとうございます😊
暗くなると明かりで多少目立つのですが、夏場は18時でも明るいので、おそらく悩むのではと思います。
タイ料理に限らず、ワインや日本酒が混在するパターンは以前からあったかと思いますが、ペアリングの増加に伴って増えて来ているように思います。また、最近より増えている印象がありますね。
コースは5500円と8800円の2種です。これは8800円の方でした。
お酒はペアリングと単品どちらでも量の調整が可能らしいので、相談の上お楽しみあれ。
タイで学んだあれこれを長野の地域文化に落とし込んで再現するという独特な手法なので、タイ料理を食べたことのあるtabisurueiyoushiさんの感想が聞いてみたいです。
実は今年のCREA traveler夏号に掲載されて(しまっ)たらしいので😅しばらく予約困難になるかもしれません。
次回のご予約はなるべくお早めにです〜。
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5500円だと7品なんですね。
記事を見る限り、10品は多そうだから7品でもいいかも…。
お酒は、やっぱりペアリングがいいですね~(笑)
タイで学んだことと長野の地域文化を…。
ますます興味深々ですね~。
CREA travelerも余計なことしますね(^-^;
行く予定ができたら速攻予約することにします(*^^)v
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淡竹を乳酸発酵させて鮒と一緒に炊いたものと風の森のマリアージュは如何でしたか?
自分が食べて飲んでいるような気持にさせていただいております。
お恥ずかしい話、私は風の森を知りませんでした。
奈良県で2番人気の銘柄なのですね。
みむろ杉に気を取られて😂ノーマークでした。
精米歩合80%で醸すお酒がどのように仕上がるのか興味津々です。
SDGsの精神にぴったりのお酒ですよね。
エスニックなお料理にもしっかりついてこられそうなお酒です。
カオフーンにも合わせてみたいと思いました。
奈良のお酒というとみむろ杉があまりにも有名で、クリーンで美味しいお酒ですが、風の森は複雑なタイプのお酒と察しますが、是非KYOさんの感想をお聞きしたいです。
GUUUTさん、素敵なお店です。
洗練されたタイ料理って白がとても合いますが、日本酒という発想を持った事がなくて勉強になりました。
KYOさんご夫妻ホント食のセンス凄すぎです。
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パッチングワーカーさん、コメントありがとうございます😊
風の森と淡竹のマリアージュ。。。上手く言い表せませんが、料理の複雑かつ繊細な発酵加減をお酒がするっと包み込んでくれた感じ、と言えば良いでしょうか。足し算ではなく掛け算になっていた気がします。以前、ラ・ボンヌ ターブルで定番の椎茸グリルのお供に同じ油長酒造さんの鷹長を頂いたことがありますが、こちらの方がよりさらっとしたイメージでした。
伝統的な発酵食で有名な余呉の徳山鮓さんのように、地物の七本槍一択(タイプは複数有)で楽しむのも良いかとは思いますが、お料理とお酒が上手く調和した時に感じる様々な驚きや嬉しさは、ペアリングならではの楽しみではないかと思います。
こちらのラインナップはユニークかつ貴重な物が多いので、パッチングワーカーさんの場合、店主さんとお酒談義に花が咲き、より一層楽しめるのではないかと思われます。
前回の訪問記事を見て頂くと分かると思いますが、お酒もワインは前回と被っていません。が、素敵な蔵元やワイナリーは今回も健在でした。
前回よりやや飲みすぎかつ食べ過ぎてしまいましたが、幸いにも翌日には残りませんでした。
毎回新たな楽しみがある、そんなお店です(^-^)
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珍しい一品(私にとって)の連続ですね(@_@)アルコールもです。
どちらも進んだ様で、もう少し胃が大きければ良かったですね。余談ですがたま~に爆食しないと胃は少しずつ小さくなってしまうような事を聞きました(定かでないです)(^_-)-☆
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wakasahs15thさん、コメントありがとうございます😊
こちらのお料理は、私にとっても常に珍しい物ばかりで、毎回楽しみにしています。
たまに爆食、確かに!
個人的な実感としても、食事の量を少なめにしていると胃が小さくなるような気がします。毎回だと横に大きくなってしまうので、旅行前に爆食して胃を鍛えたいと思います(^-^)
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外観は本当に周りに溶け込みすぎて、初回は入口まで辿り着くの大変そうですね。
でもその大変さもレストラン訪問の醍醐味なんでしょうね。
色鮮やかなお料理に合わせる素敵なお酒類はペアリングオーダーなのでしょうか。
ペティアンロゼのワインと秋田の日本酒No6飲んでみたい!と心惹かれながら拝見しました。
お料理は発酵がどのように作用するのか、クセがあるのかと写真と香り、味わい等実物の差が奥深いのかなと想像してしまいます。
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yukitabitonさん、コメントありがとうございます😊
飲み物はペアリングです。ノンアルのペアリングもありますし、単品オーダーも可能です。記事にもその旨追加しておきました。
以前の記事でノンアルも紹介していますので、良かったらご覧ください。
日本酒もお好きなんでしたね(^-^)
新政の中でもNo.6の人気は高めですね。
日本のペティアンロゼは自然派ワインなことが多いと思います。近年、作り手が増えているので、見かけたら是非(^-^)
お酒と料理のマリアージュについてですが、こちらのお料理は一般的なお店の何倍も発酵が際立つお料理が多いと思うので、お酒とお料理が複雑に絡み合う様を楽しめると思います。今回もとても素敵な組み合わせだなぁと思いました。
食べたことのない料理の場合、ペアリングがあると本当に助かりますね。
GUUUTさんですが、今夏のCREA travelerに掲載され(てしまっ)たので、もしかしたら予約困難かもしれませんが、タイ料理がお好きでしたら、一度行かれてみることをおススメします(^-^)
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CREAtraveler に掲載の上質さなのですね。
(でも、間違いなく人気になりそうですね。)
素敵な情報ありがとうございます。
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