前回の投稿ではGABANスパイスミルに関するあれこれをざっと書きました。今回はそれ以外のスパイスミルやグレーターなどに関する話をしたいと思います。
以前、スパイスカレーにハマった際、カレー系のスパイスがかなり増えました。
スパイス類は粉で買うことが多いのですが、ホールで買っているスパイスもそこそこあります。
ホールスパイスを石のすり鉢(クロックヒン)ですり潰し、粉にして使うこともあります。

チャイを作る時、乾煎りしたスパイスを砕く(すり潰す)のにも使います。

チャイの場合、ちょっと大振りなままでも、どうせ煮出す用途なので、ある程度粉砕出来れば、形にはあまり拘りません。

クロックヒンという名前はタイ語だそうです。以前、英国の料理番組『ジェイミーのラブリーダイニング』でジェイミー・オリヴァーが使っているのを見て欲しくなり、買ったものです。すりこぎ部分も石で、かなり重みがあり、頑丈です。私は主にタイ料理を作る時に使っていますが、ジェイミーはサラダのドレッシングやソース類を作る時などにも使っていました。
ジェイミー・オリヴァーの料理番組(2007年)では、とても素敵な調理器具がたくさん登場していたので、当時は他にも、あれやこれやと買ったものでした。
そのうち、今でも活躍しているのが、先のクロックヒンとおろし金(グレーター)です。

左の2つがマイクロプレインのグレーターです。マイクロプレインはアメリカの調理器具メーカーで、主力商品はグレーター(おろし金)です。プロユースの商品も沢山出しています。一番右端はプロ用で、大きな物(チーズの塊とか)をおろす時に便利です。真ん中のグレーターは硬いスパイス類や果実の皮をおろす時など、その他全般に使っています。ホールのナツメグがとても綺麗な粉状におろせたのにはかなり感動したものでした。
一番手前の小型グレーターはOXOの製品です。主にニンニクや生姜をおろす時に使っています。製品名が「OXO おろし器 ジンジャー & ガーリック グレーター」なので、まんまですね。
以前、同じくらいのサイズのマイクロプレイン製の家庭用マルチグレーターを使っていたもののの、数年前にそちらが壊れてしまったので、代替品として買ったものです。
以前使っていたマイクロプレインの家庭用マルチグレーターは、当時近所にあったハンプティダンプティで偶然見つけて買ったものでした。

ニンニクや生姜のすりおろし以外にも、果物の皮むきやじゃがいもの芽取りなども出来たので、とても便利でした。多用していたら10年弱で周囲のプラスチック部分が割れてしまいました。同じ物を買い直したかったのですが、いま日本では販売していないようで、マイクロプレインの日本公式サイトにもありませんでした。
ちょこっとチーズをおろしたい時などにも便利で、テーブル上でもよく使っていました。

当時の紹介記事(2010年3月)を見つけたので、良かったらご覧ください。
[やじうまミニレビュー] Microplane「シトラスツール」 ~ハンディで細かくおろせるニュータイプおろし器
もう廃番なのかなーと色々ググッてみたところ、フランスのAmazonではまだ同型が販売されていました。一方、本家アメリカでは新型が販売されていたので、OXOが壊れた時にまた考えたいと思います。ちらほら日本にも入って来ているようです。
閑話休題。
スパイス生活が長くなってくると、あまり使わないまま賞味期限が来てしまうスパイスもちらほら出て来ます。まだ気にせず使う場合が殆どですが、買い直すべきか否かの判断は保存状態と使用頻度によるかなーと思います。既に使い切ってしまった物でも、今後を考えると、買い足すのはホールだけで良いかも、となるケースも結構あり、要するに、ホールだけ買って粉はミルで挽けば良いんじゃん?(神奈川弁)となりました。
なので、これまで紹介したような、すり鉢やミル、グレーターがあれば、スパイスをホールで買っても問題ないかなーと思っています。
スパイスもコーヒーと同じく、粉よりホールで買う方が長持ちしますし、お得です。強いてデメリットを挙げるとすれば、ホール売りしているお店が近くにあるか否かでしょうか。無いとやや厳しい気がします。
なので、最近は粉の使用頻度が高いスパイスは粉も買い、そうでも無いけど買っておきたいスパイスはホールのみ買うことにしています。
前回、チラッと出したこちらのミルもマイクロプレインのマルチスパイスミルです。

石臼式ではなく、ステンレス刃で切り削る方式です。スパイス全般に使えるという触れ込みのミルです。
硬いスパイス(シナモンとかクローブとか)も簡単に削れ、丸洗い出来て匂い移りも無いため、色々なスパイスに利用出来ます。
バラすとこんな感じです。

こちらのスパイスミルは如何にもマイクロプレインらしいおろし金的なステンレス刃が付いていて、中に入れたスパイスをもう一つのケースで押し付けながらすりおろすという、とてもシンプルな構造です。
元々は、山椒が挽けない〜と山椒用ミルを探していたときに見つけた物でした。結果的に山椒はポーレックスミルに落ち着いたので、しばらく出番が無くなっていたのですが、よくよく考えてみると、元々スパイス用なんだから普通のスパイスでもいけるよな?と思い立ち、クロックヒンではなく、こちらですりおろしたスパイスでいつものチャイを淹れてみました。
まずは、いつものチャイ用スパイスを用意します。カルダモンをすりおろすのは初めてのことだったので、今回は大きなブラックカルダモンも入れてみました。

ブラックカルダモンは普通のカルダモンよりかなり大きく、やや独特のクセがあります。実際に使う種で比較すると5割増しか倍くらいな感じです。

シナモンは小さめに割ってから入れました。スパイスチャイの場合、どうせ煮出すので、限界には拘らず、ある程度の量まですれた所で止めました。
どれくらい細かくなったかをご覧ください。

どれもかなり細かい粉になっていました。飲んだ時にも粉が全然気にならなかったので、我が家的には充分使用に耐えるレベルでした。
この段階で既に家中がスパイス香でいっぱいになりました。

胡椒、生姜、残った粒を煮出します
茶葉を入れて煮出した後、ミルクを投入して更に煮出します。そろそろかなーとなったら、粉にしたスパイスを入れます。

もうひと煮立ちさせたら火から下ろし、カップに注ぎます。仕上げにシナモンとカルダモンの残り粉を少々振り、スパイスチャイの完成です。

寒い冬にピッタリの美味しいチャイが出来ました。香りも凄かったのですが、舌に痺れるくらいのスパイシー感が、とても良かったです。飲んだ後、身体がホカホカになりました。
やはり、おろしたてにはパワーがありました。クロックヒンで潰すより、はるかに強烈なパンチを感じました。
その後、夜になって帰宅したオットが、「凄いスパイスの匂い!なにしたの?」と聞くくらい、香りが部屋に残っていました。
すり鉢にしてもおろし金にしても、スパイスの用途によって、色々使い分けると楽しいのでは、と改めて思いました。
今回も、長々とお付き合いいただきまして、ありがとうございました。
これの次に投稿された ゴマミルが見られなくなっています。削除または非公開にしたのならいいですが、ひょっとして間違えて下書きなどに移してしまっているかもと思ってお知らせです。
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お知らせありがとうございます。
間違えて投稿しましたが、まだ修正中です。
後ほどアップしたいと思います!
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スパイスの味と香りを存分に楽しまれているんですね。我が家は、とてもとてもです。
舌が痺れるくらいのスパイシー感を味わってみたいです(*^_^*)
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wakasahs15thさん、コメントありがとうございます😊
香りは好みが分かれますね〜。
パンチ好きな方におススメしたいチャイでした!w
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Looks delicious! Thank’s for share Kyo.
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Thanks for your comment, Elvira!
I had a very, very powerful chai tea.
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Always a pleasure visit your blog Kyo. That sounds delicious, i love chai tea. Thank’s!
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読んでいてスパイシーな香りがしてきそうでした。
おろしたてのスパイスで淹れたチャイ、凄そうです!
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洋子さん、コメントありがとうございます😊
カレー屋さん並みにパンチのある超スパイシーなチャイでした!w
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