放置してたらしっかり冬になっちゃいました😅
先月の話ですが、奈良の室生寺 に行って来ました。
室生寺はは奈良県宇陀市にある真言宗室生寺派大本山の寺院で、山号は宀一山 (べんいちさん) または檉生山(むろうさん)です。
天武天皇の勅願により、修験道の祖である役(えん)の行者・小角(おづぬ)がこの地に初めて寺を建立したと伝えられています。奈良時代末に至り、後に桓武天皇となられた山部親王の延寿祈祷をきっかけに、興福寺の高僧・賢璟(けんけい)が勅命を受け、平安遷都まもなく弟子の修圓が堂塔伽藍を建立しました。後に空海の弟子で修圓とも親交の深い真泰が真言密教を携えて入山し、灌頂堂や御影堂等が整えられました。
室生寺サイトより
飛鳥・奈良の有名処が名を連ねる古刹です。
元々は興福寺の末寺だったそうですが、江戸時代以降、やや衰退気味だった折、五代徳川綱吉の生母桂昌院より2千両寄進するという手厚い保護を行ったことで、真言宗の寺院として再興したそうです。当時は大多数の寺院が女人参拝を禁じていた中、女人を受け入れる寺として、女人高野と称されるようになり、現在に至るそうです。寺社内に功績を称えた桂昌院塔もありました。
寺社専用の無料駐車場は無いようで、近隣駐車場の相場は500~600円でした。食事するか品物を買えば無料になる場所もあったようですが、下調べせず行ったので、最寄りの駐車場に停めました。
駐車場から徒歩数分、室生川に掛かる朱塗りの太鼓橋を渡った向こう側は室生寺の敷地です。手前に年季の入った車止めと「女人高野室生寺」と彫られた石柱が建っていました。


橋を渡って右に進むと仁王門が見えて来ます。

仁王門といえば金剛力士像ですが、こちらの仁王様は朱赤と緑青で彩色されています。興福寺や四天王寺、法隆寺の仁王像も彩色されているそうです。

紅葉の見頃は11月上旬だったそうですが、この日(11/23)もまだ名残の紅葉が楽しめました。特に仁王門付近の紅葉はまだかなり残っていました。
鎧坂付近の紅葉もまだ残っていました。

鎧坂を上ると金堂(国宝)がありました。

ちょうど特別拝観期間中で、普段は入れないという金堂内部の外陣より、国宝「釈迦如来像」「十一面観音像」を間近から拝見することが出来ました。特別拝観料を別途徴収されましたが😅、国宝釈迦如来立像の懐中守護御守も頂けました。大事に身に着けたいと思います。



金堂から上に向かう周囲の紅葉もまだまだ見応えがありました。


本堂から更に上に向かうと五重塔がありました。こちらも国宝です。

五重塔の創建は奈良時代後期、法隆寺に次ぐ古さだそうです。屋外の古塔としては日本最小とのことでした。平成十年の台風による倒木の被害で5つの屋根全てが大破したものの、国内外の仏教関係者だけでなく、キリスト教団体からも修復費用が献金され、2年で修復されたとのことでした。また修復時の調査で、室生寺内における最古の建造物と判明したそうです。
五重塔からさらに上を目指します。

この先に奥の院があり、奥の院へ行くためには、長い階段をひたすら進む必要がありました。


延々と上ること10分少々位、やっと建物が見えて来ました。

頂上までの距離は敢えて数えないまま登りました。が、途中、声に出して「仁王門から700段」と説明している人がいたので、五重塔からだと、およそ600段程はあっただろうと思います。
なんとか奥の院に到着!やっと晴れ間が見えました。
奥の院には弘法大師(空海)像を祀る御影堂(みえどう)があります。


大師が唐から持ち帰った「摩尼宝珠(まにほうしゅ)」は「意のままに願いをかなえる宝」と言われており、西側にある如意山の頂上、石造納経塔に埋めたという伝承が残っているそうです。戦後、実地調査された際には、石造納経塔内から琥珀玉や巻物、当時の貨幣などが見つかったとのことでした。
『わが身をば高野の山にとどむとも心は室生に有明の月』
伝 空海(弘法大師) 御詠歌
御影堂の向かいには常燈堂(位牌堂)があります。

横から撮るとこんな感じで。

こちらが階段から見えていた部分でした。


約600段の石段ですが、行きは15分程度かかっただろうと思います。下りは比較的下りやすい階段だったので、5分程度で降りられました。

奥の院から戻って来ると、金堂の横にある天神社の拝殿内(龍神様?)がライトアップされていました。室生寺ではこの夜からライトアップが始まったそうです。

仁王門の前まで来ると行きがけには気づかなかった見事な紅葉が。
見る方角って大事ですね。

翌日、全身が筋肉痛に見舞われたのは、当然と言えば当然のことで、かなり辛かったデス😅
最後にあちこちで見かけた風景をちらっとご紹介します。





室生寺は奈良の中心部から外れているので、遠いです。
ずっと昔に出かけた覚えがあります。
五重塔の姿が美しかったことを覚えています。
それにしても紅葉が美しいですね。
ちょっと優しいお寺の伽藍とマッチしていますね。
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agehamodokiさん、コメントありがとうございます😊
優しいお寺の伽藍、そうですね。
並んでどーん!ではなく
階段の先のこちら、あちらと、
こじんまりとした山寺らしい感じと言いましょうか、訪れることが出来て、良かったと思いました😊
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綺麗な紅葉が残っていて良かったですね。
奥の院まで700段と聞くと心が折れそうですが頑張った甲斐がある奥の院の光景です。
金堂の拝観も出来てタイミングが良かったですね(*^_^*)
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wakasahs15thさん、コメントありがとうございます😊
秋は色々な物が見られて良い季節なんですね〜。
本当に段数を聞かずに登って正解でした。
下りで何度かあとどれくらいでしょうと聞かれたので、やはり先が見えないと不安なんですね。
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ハート型に集められた紅葉、映えですね✧
歴史を感じる建物のひとつひとつにも
趣がありますが、それに加えて
紅葉も見事ですね~!
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洋子さん、コメントありがとうございます😊
ハート、良いですよね〜😊
風で壊れた箇所があったので、思わず補修しちゃいました🍁
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こんにちは。仁王門前の紅葉の色、鮮烈ですね。ハート型の落ち葉はお掃除される方が集められているのですね。この時期ゆえの赤いハート、見る人だけでなくお掃除される方も楽しいのではないかと想像すると歩くのも楽しくなりますね。
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yukitabitonさん、コメントありがとうございます😊
ハートの落ち葉集めを見つけると心がほっこりしますね。少し風で壊れた箇所をついつい整えてしまったり😊
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