久しぶりに酵素玄米を炊いてみました。
一時期、酵素ダイエットとか酵素ジュースとか、その手の酵素系なんたらが妙に流行ったことがありましたけど、その後ぱたっと止んだような?
酵素玄米と酵素ダイエットは全く別物なんですけど、とはいえ、酵素ダイエットのイメージの悪さ?を忌避してか、もしくは独自性を打ち出すべく、最近では「寝かせ玄米」という名称の方をよく見かけます。
とはいえ、個人的には酵素玄米という名前の方が好きなので、ここでは一応、酵素玄米で。
うちの炊飯器は3年くらい前に買った「なでしこ健康生活」という圧力機能付きのタイプで、発芽玄米モードがついています。なので、酵素玄米が比較的簡単に炊ける(と思われる)機種で、実はパンなんかも焼ける模様。
元々、玄米ご飯を簡単に炊きたくて買った炊飯器なので、酵素玄米でなきゃ!というような意識は無く、そういうのも炊けるのねーと、まあそんな程度の認識でした。んが、ある自然派カフェで食べた酵素玄米が、玄米でありがちなぼそぼそ感や固さは全く無く、お赤飯なの?と思うようなもっちり感と甘さがして、なんだこれ、うまーい!となりまして、以来、うちでも酵素玄米を作ってみようかと思い至りました。
個人的な好みですが、都内だと、たまな食堂さんの酵素玄米が美味しかったです。お近くの方は是非。(たまな食堂さんでは「酵素玄米Pro2」を使用中)
これは3日目のものです。
こちらは5日目。
なでしこを使って炊く場合に限って言いますと、通常の玄米と酵素玄米の炊き方の違いは、材料と準備の差だけです。どっちが欠けても上手く行かないと思います。仮に上手く行かなかったとしても、玄米ご飯としてみれば、それでも十分美味しく炊けていると思うので、ダメージは殆どなく、玄米も無駄にはなりません。もっちりはしなかったなぁ…と思いつつ、そのまま玄米ご飯として美味しく頂いてしまえば良いだけのことかと思います。
酵素玄米にするための最大のポイントは、泡立て器で8〜10分程度、ひたすらかき混ぜること、これにつきます。炊けてしまえば、後は炊飯器の中で3〜5日熟成することで完成するので「準備が肝」ということになるかと。
もちろん材料の小豆と塩も重要ですけど、材料を同じにして炊いても、混ぜるか混ぜないかで、その後の展開がかなり変わってくるので、そんな感じがします。(自分比)
泡立て器で混ぜることで、玄米の皮が傷つくことがポイントらしいので、とにかく玄米の皮を破ることに注意すれば、手段は何でも良いのかもしれません。塩は入れてからかき混ぜろ派と炊く前に入れろ派があるようです。塩を入れると浸透圧で皮が破れるとか破れないとかという意見も。
そんなこんなで材料が揃って炊けたら、後は毎日しっかり混ぜるのみ。2日3日経っても、ボソボソにも黄色くもならず、逆にもっちりツヤツヤとより美味しくなって行くので、その効果は明らかかなーというのが、実感です。つやつや加減は写真の通り。
世間というか大御所系の作り方をネットでググってみると、大筋はだいたい似たような感じです(2017年3月現在)。
まずは、泡立て器で混ぜる。(混ぜる必要なし派もあり)
混ぜる回数は、ざっくり3〜4回などというアバウトなものから、時間指定でかき混ぜる物や、必ず右回りにかき混ぜてうんぬん…というような、かなり厳格そげなものまで、結構いろいろです。
炊くための鍋釜は、圧力鍋を使ったり、酵素玄米用に作られた専用釜だったり、圧力炊飯器だったりと、これまたタイプによって色々あるようなので、どの方法で行うかは、個人の好み次第かと思います。
専用釜なんてないという人向けに、個人的にお勧めするレシピは「結わえる」さんの寝かせ玄米。
圧力釜と炊飯器があればOKというレシピがクックパッドに掲載されているので、一番やりやすいのではなかろうかと。
どっちも持ってな〜い(ノД`)という方は、結わえるさんのレトルトパックを買うという手もあるので、オンラインストアを見てみるのもありかと思います。
※いまクックパッドを見てみたら、寝かせ玄米に「®」が!つまり、この商品名は結わえるさんの登録商標なんですね。。。知らなんだ(^_^;)
写真はある日のぼっち飯。刺身だと一汁一菜(+サラダ)も楽ちん♪
普段から玄米食なので、玄米ご飯を日々食べてはいるものの、酵素玄米らしい酵素玄米になったのはごく最近のことでした。それまでは「っぽい」だけの玄米雑穀ご飯を食べていました。
買った当初、機能を使ってみる目的で適当(=いい加減)に炊いてみたところ、お店のようにもっちりとは全然ならず。。。やっぱり「発芽玄米」でないと上手く炊けないのかなぁ?などと勝手に判断し、その後しばらくチャレンジすらしなかったのでした。当時はネットにもあまり情報がありませんでした。
あと普段から減塩生活を心がけているので、ご飯に塩を入れるというのに、かなりの抵抗がありました。甘くなると言われても。。。またアントシアニンという意味では、雑穀で高黍や赤米などを元々入れていたので、わざわざ(かなり高価な自然栽培の)小豆を入れなくても。。。とも思っていました。
その後、紆余曲折を経て、重い腰を上げてなでしこオススメのレシピ本を買い求めて詳しい説明を読んでみると、炊飯器の説明書より細かい方法が載っていて、あれれ?となりました。
何はともあれ、小豆が無いとダメらしい。。。ううむ。
再びネットでググってみたところ、今度はそこそこ情報がヒットして、やはり小豆は必須っぽい模様。とすると、まともな小豆と発芽玄米を買うまでお預けかぁ。。。となって、またしばらく敬遠に。(結局、発芽玄米ではなく、普通の玄米で問題ありませんでした)
そんなこんなで、色々と内容を熟考してみた結果、レシピも材料もそれなりにきっちり揃い、なんとかそこそこの酵素玄米が炊けるようになったのは、2016年後半になってからのことです。遅い。。。
とはいえ、一度に4合しか炊けない炊飯器なのに、熟成のために5日間も占有されてしまうというのは結構不便なので、しょっちゅう作るというまでには至っていません。
ぶっちゃけ、何年も前の引っ越し用段ボールの山の奥底に昔の炊飯器が眠っているので、それを出せば問題解決!なんですけど。。。どの段ボールかとか考えるのも億劫(思考停止)で、次の引っ越しまで無理かなーとも思いつつ。