昨年の12月に iPhone6sPlus を iPhone8Plus に機種変しました。古い iPhone は、いざという時のサブ機として、売らずに残しました。
売れば2万くらいにはなるので、売るか残すかしばし悩みましたが、それまでサブ機として残していた iPhone5s が経年劣化による変形が顕著になり、Appleサポートも対象外機種になったので、決断した次第です。
古いiPhoneは基本的にそのまま Wi-Fi 環境で使えるので、今まではずっとそうして使って来たのですが、せっかくなので、今回はサブ機をSIMフリー化することにしました。
なにそれ?という方もいらっしゃるかと思いますので、少々説明しますと。。。
携帯やスマホを電話として利用するためには、キャリア(docomoとかAUとか)の通話用SIMカードが必要になります。
SIMカードは携帯やスマートフォンが電話やデータ通信をするために必要なICカードなのですが、ここに電話番号が記録されています。
日本で販売されている iPhone には、販売するキャリアでしか使えないという規制(ロック)がかかっていて、この規制のことをSIMロックと言います。
SIMロックを解除しないと、他社のSIMカードを入れても使えません。
海外で販売する iPhone には通常この規制がかかっていません(SIMロックフリー)。そのため、規制を嫌がって海外で買う人もいるほどです。
SIMロックを法律で禁止している国もある一方で、日本では逆にSIMロックをかけている訳です。これはおかしいでしょう、ということで、2016年5月から規制が緩和され、SIMロック解除が義務化されました。
2018年現在、一定の期間(100日程度)が過ぎれば、どのキャリアでもSIMロックが解除出来るようになりました。
なお、規制緩和前に発売された iPhone はロック解除出来ませんのでご注意ください。具体的には、iPhone6s以降なら大丈夫です。(iPhone6は販売時期によります)
SIMロックの解除は販売元のキャリアでないと出来ません。
解除手続きは、キャリア窓口の場合、3000円程度の手数料でやってくれると思います。が、ネットから手続きすることも可能です。
ソフトバンクの場合、ネット申請だと手続き費用は無料でした。
SIMロックの解除手続きはキャリアに申請するだけなので、非常に簡単です。申請が受理されれば解除完了となります。もう本当にそれだけなので、非常にあっけないものでした。
なお、iPhone を新しいSIMで使うためには、アクティベートという処理が必要になります。
アクティベートとは、iPhone を「使える状態にする」処理のことで、iPhone を新しいSIMで利用する際とか、iOSの大型更新の際などに必要となる処理です。
SIMとは直接関係のない処理なのですが、SIMロック解除後は必ずアクティベートしなくては iPhone が使えないので、セットで必要と覚えていた方が良いかと思います。
後は自分と異なるキャリアのSIMカードがあれば、すぐにSIMフリー化することが出来ます。今回は友人のSIMカードを拝借しました。
サブ機の電源は入れたまま、ホーム画面の状態で、SIMカードスロットを開け、友人から借りたSIMカードをセットして、サブ機のSIMスロットに入れました。
すると、iPhoneは、初期のHELLO画面に切り変わり、アクティベートする旨のメッセージが出て来ました。

了解ボタンを押して待つことしばし。。。
これで、SIMフリー化は完了です。
元の画面が表示され、キャリアがdocomoに変わりました。
これで、私のソフトバンクiPhoneが、友人から拝借したdocomoSIMでも使えるようになりました(^-^)。
この間、ものの1分もかかりませんでした。
最後に。
うちは家人がdocomoなので、docomoで使えるようにしておけば安心という認識です。
もちろん、格安スマホ用のSIMでも使えると思います。通信規格が同じであれば、ですが。
なので、他のキャリア同士の場合には若干手順や注意事項などに差がある可能性は高いです。特にAUの場合は要注意かと思います。
docomoとAUでは通信規格と方式が違います。ちなみに、ソフトバンクは基本的にdocomoと同じ規格(W-CDMAとLTE)です。
特にAUのiPhoneをお持ちで格安SIMに変更しようと思っている方は、他キャリアより選択肢が少なくなるので、作業前に確認することをお勧めします。